飯田家住宅(蔵久)は国の登録有形文化財に指定されています。
 
 
 
  (1)
名称 飯田家住宅 主屋
年代 江戸後期/明治後期増築

酒造業飯野屋の住宅。敷地中央に南面して建つ。間口10間、奥行8間半の妻入で、切妻造、鉄板葺の屋根は元は石置き屋根であった。四面に瓦葺庇がつく。内部は西半が土間、東半が居室で、東に別棟の座敷が突出する。安曇野地方の本棟造の大規模住宅である。(蔵久売店、食事処に使用)
 
 
 
 
(2)
名称 飯田家住宅 文庫蔵・隠居屋
年代 
明治8年/明治初期増設
主屋の東、敷地東辺に建つ土蔵造2階建で、桁行6間半、梁間3間で南側2間半を隠居所とし、南東に上雪隠がつく。切妻造の置屋根は桟瓦葺で、軒裏を漆喰塗とし、西側に瓦葺庇がつく。外壁は白漆喰塗で腰を亀甲形の海鼠壁とする。
 
 
 
 
(3)
名称
 飯田家住宅 質蔵
年代 
明治前期
主屋座敷棟の北東、文庫蔵の北西に西面して建つ土蔵造2階建である。桁行5間、梁間3間で、置屋根は切妻造、桟瓦葺とし、西面一杯に瓦葺庇をつけ、外壁は白漆喰塗で腰を海鼠壁とする。西面中央の戸口に黒漆喰塗の両開土戸を吊り込む。
 
 
 
 
(4)
名称
 飯田家住宅 味噌蔵
年代 明治期

主屋の東、敷地東辺に建つ土蔵造2階建で、桁行6間半、梁間3間で南側2間半を隠居所とし、南東に上雪隠がつく。切妻造の置屋根は桟瓦葺で、軒裏を漆喰塗とし、西側に瓦葺庇がつく。外壁は白漆喰塗で腰を亀甲形の海鼠壁とする。
 
 
 
    (5)
名称
 飯田家住宅 作業小屋
年代 明治後期

裏庭に面して味噌蔵の北に並ぶ南北棟の木造平屋建。桁行6間、梁間3間の規模で、切妻造、桟瓦葺とする。桁行中央2間は敷地東方への通路となる。外壁は大壁造の白漆喰塗で腰を下見板張とする。小屋組は洋風トラスを採用する。東方からの屋根景観を形成する。
 
 
 
    (6)
名称
 飯田家住宅 醸蔵
年代 大正3年

敷地の北西隅に位置する木造2階建で、東に醸造蔵一が接続する。桁行10間、梁間5間の南北棟。切妻造、桟瓦葺で東面南半に瓦葺庇がつく。北端3間半を麹室とする。外壁は大壁造の白漆喰壁。小屋組は洋風トラスを採用する。北方からの屋敷景観を形成する。
 
 
 
    (7)
名称
 飯田家住宅 米蔵
年代 安政6年(1859)/明治33年増築

敷地の西辺、 蔵の南に並ぶ土蔵造平屋建である。桁行9間、梁間3間、南北棟で建ち、切妻造、置屋根の桟瓦葺とする。東面の瓦葺庇も垂木を塗上げて置屋根とする。北から4間位置で間仕切り、東面に2箇所の戸口を設ける。西方からの屋敷景観を形成する。
 
 
 
    (8)
名称
 飯田家住宅 醸造蔵一
年代 明治後期/昭和初期増築

敷地の北辺中央、 蔵の東に接続する木造平屋建である。東西棟で、桁行20間、梁間5間、切妻造、桟瓦葺とする。外壁は大壁造の白漆喰壁で、腰を下見板張とし、北面には堅格子入の窓を配す。小屋組は洋風トラスとする。北方からの屋敷景観を形成する。
 
 
 
    (9)
名称
 飯田家住宅 醸造蔵二
年代 明治後期

醸造蔵一の南に並ぶ木造平屋建の醸造蔵である。桁行16間、梁間6間の東西棟で、勾配の緩い切妻屋根は鉄板葺とする。小屋組は和小屋である。外壁は大壁造の白漆喰壁で、腰を下見板張とし、堅格子入窓を開く。煙突を併設し、東方からの屋敷景観を形成する。
 
 
 
 
(10)
名称
 飯田家住宅 物置一
年代 明治前期後期

質蔵の北西に南を正面にして東西棟で建つ土蔵造2階建。桁行3間、梁間2間で、切妻造、桟瓦葺とする。南面中央に戸口を設け片引戸を建て込む。東面に窓を開く。軒の出がやや大きく、外壁を白漆喰塗とし、垂木と桁を塗り込め、腰を
下見板張とする。
 
 
 
    (11)
名称
 飯田家住宅 物置二 

年代 昭和前期

敷地の南西隅を囲むように建つ木造平屋建である。物置一の南から南へ延び、炬折れで門番所に接続する。桁行延16間、梁間1間前で、切妻造、桟瓦葺とする。敷地外側に面する西壁と南壁は大壁造の白漆喰塗で、腰を下見板張とし、敷地内側は吹放ちとする。(現在は外カフェで使用)
 
 
 
 

(12)
名称
 飯田家住宅 門番所
年代 明治後期

敷地南西部、物置二の東端に接続する木造平屋建。東西棟で、桁行3間半、梁間3間、切妻造、桟瓦葺の棟中央に煙出しの越屋根を載せる。外壁は真壁造の白漆喰塗で、北面中央に戸口を設けて引違戸を建て込む。主屋との間に瓦葺の土塀を設け、冠木門を開く。 (蔵久スタッフルームに使用)

 
 
 
    (13)
名称
 飯田家住宅 内門

年代 明治後期

主屋南東の庭園を囲む土壁に開く。主屋の正面東側に西面する。間口6尺の棟門形式、屋根は切妻造の桟瓦葺で、わずかに反りをつける。大棟の棟込は七宝つなぎで飾る。両開の板扉を吊り込んでいる。主屋の前庭に面し、屋敷構え正面の景観を形成している。
 
 
 
 
(14)
名称
 飯田家住宅 塀

年代 明治後期

主屋の南東、座敷棟の前に広がる庭園を囲む土壁である。主屋座敷棟の西端から南へ延び、敷地南辺と東辺を画して隠居蔵の南東隅に至る延長63m。石垣上に1間置きに柱を立て、白漆喰塗とする。屋根は瓦葺とする。敷地南東部の屋敷構えの景観を形成している。
 
 
 
     
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